工場印のある部位について

 
 ロッドのHM・NN刻印一考察のページでは、旧国鉄工場では主な部位の製造が割り当てられていたというご教示を「やまてつ」さんから頂いておりました。それで撮影

した各部位の写真から工場印の刻印のあるものを抽出して見ました。もちろんこれは一部であり各保存機の分厚い塗装の下には同様の刻印が存在しております。今

後ケレン整備をされる方々の参考になれば幸いです。一覧表と該当部位の写真を掲載いたします。

   NHは苗穂・TZは土崎・KYは郡山・OMは大宮・HMは浜松・NNは長野・TTは鷹取・TDは多度津の各工場を示します。

機番 部位 刻印 刻印年 所属機関区
8630 右 コッター 8630 3064? KY
28651 左右 尻棒案内 28651  HM
58685 右 コッター 30.5.12 TD 小松島
9633 左 コッター L 9633 42.12.1  NH(OM) 小樽築港
右 コッター R 9633 40.10.26  NH 小樽築港
9645 右 コッター R 24 43.2.13 NH(OM) 深川廃車譲渡
79642 左右 コッター L・R 79642 45.5.29 NH(OM) 名寄
79642 右 尻棒案内 R 79642 HM
C10-8 右 コッター R C108 36.5.26 KY 会津若松
C11-180 右 コッター R C11180 41.1.14 NH(OM) 長万部
C11-218 左 コッター L C11218 42.3.2 NH(OM) 釧路
右 コッター ????8 ??3? ?HOM) 釧路
C11-227 右 コッター R C11227 NH 39.11.7 苗穂
C11-244 左 コッター ? C11244 ??? KY
C11-292 右 コッター R C11292  T.T 31.6 姫路
C12-163 右 コッター ? ??? 33-4-16 T.T 高松
C57-1 左右 コッター L・R C571 TZ
C57-180 左 スライドバー L C57180  NN 43.7 新津
C57-186 左 コッター L C57186 32.1 NN 新津
C62-2 左右 コッター L・R C622  NH)
D51-47 左 コッター L ???? 39.12.12 N?(OM)
右 コッター R D5147  41.2.10 NH(OM)
D51-68 左 コッター L D5168  43.7.5  NH(OM)
D51-146 左 コッター L D51146 40.8.20 NH(OM) 長万部
D51-146 右 コッター R D51146 42.2.27 NH(OM) 長万部
D51-155 右 コッター R D51155 32.3 NN 元印D51223 長野
D51-158 左 コッター L D51158 39.8.7 TZ 青森
D51-159 左 コッター L D51159 45.11.13 NH(OM) 倶知安
D51-165 右 コッター R D51165 ??  KY
D51-231 右 コッター ? ?? ?12.14  KY
D51-237 左 コッター L D51237 45.3.31 NH(OM) 函館
D51-266 左 スライドバー L D51266 NN 42.6X 中津川
D51-266 右 スライドバー R D51266 NN 38.6 中津川
D51-300 右 スライドバー R D51407 NN 40?X 厚狭  長野管区外
D51-320 右 コッター R D51320 41.3.23 (OM・NH) 長万部
D51-337 左 コッター L D51337 46.3.6  NH(OM) 名寄
D51-337 右 コッター  R D51337 43.7.19 NH(OM) 名寄
D51-349 左 コッター L D51349 42.1.28 NH(OM) 追分
D51-398 左 コッター L D51398 39.8.12 NH  旭川
D51-398 右 コッター R D51398 39.8.12 NH 旭川
D51-401 右 コッター R D51401 36.5.26 KY 会津若松
D51-444 右 コッター ? D51598 39.11.25 NH(OM) 鷲別
D51-452 左 コッター L D51452 36.9.1 KY 長町~一ノ関
D51-452 右 コッター R D51452 43-4  TT 龍華
D51-453 左 コッター L D51453 37.5.30 KY 長町
D51-470 左 コッター L D51470 33.12  OM 高崎一
D51-470 右 コッター R D51470 33.11  OM 高崎一
D51-483 左 コッター L D51483 42.6.7 NH(OM) 小樽築港
D51-483 右 コッター R D51483 42.6.8 NH(OM) 小樽築港
D51-485 左右 コッター L D51485?OM R D51485?OM
D51-560 右 コッター R D51560 44.9.11  NH(OM) 鷲別
D51-561 左 コッター L D51561 シ41.8.13 NH(OM) 滝川
D51-565 左 コッター L D51565 44.12.16 NH(OM) 鷲別
D51-566 左 コッター L D51566 NH 39.5.2 函館
D51-566 右 コッター R D51566 43.1.5  NH(OM) 岩見沢
D51-609 右 コッター R D51609 40.7.2 TZ 長岡一~坂町
D51-663 左 コッター L D51663 41.1.27 NH(OM) 旭川
D51-718 右 スライドバー R D51718 NN 45.5 亀山
D51-787 右 スライドバー R D51787 NN 42.9X 木曽福島
D51-823 左 スライドバー L D51823 NN 41.7X 金沢~稲沢一
D51-827 右 スライドバー L D51827 NN 43.12 中津川
D51-828 左 コッター L D51828 43.5.13 NH(OM) 旭川
D51-853 左 コッター L D51853 D51938(元印36.6.20TZ 青森
D51-853 右 コッター R D51853 37.3.26 KY 長岡一
D51-916 右 コッター R D51916 42.12.23 NH(OM) 岩見沢
D51-943 左 コッター L D51943 43.5.2  NH(OM) 小樽築港
D51-1052 左 コッター L D511052 42.3.4  NH(OM) 鷲別
D51-1072 右 コッター R D511072 45.1.22 NH(OM) 五稜郭
D51-1085 左 コッター L D511085 43.7.15 NH(OM) 五稜郭~池田
D51-1149 左 コッター L D511149 39.7 KY 水戸
D51-1149 右 コッター R D511149 44.3.12 NH(OM) 小樽築港

* 確認できた箇所はクロスヘッド部コッターが64箇所で北からNH苗穂が7・NHOM)が32・(OMNH)が1、TZ(土崎)が4、KY(郡山)が10、OM(大宮)が4、NN

(長野)が2、TT(鷹取)が3、TD(多度津)が1でした。このうちNHに関してはシ39年まではNH(苗穂)製造であり、シ40年からはOM(大宮)工場製を苗穂で取り付け

たのでは無いかと思われます。コッターはクロスヘッドと一体化した特殊部位であり、データからも各工場に割り当てられていた可能性は強いと思われます。スライドバ

ーの8個は全てNN(長野)工場製しかありませんでした。数少ないデータあり、長野工場以外には割り当てられていないのか疑問点は解決できておりません。数少ない

部位では28651・79642号機の左右尻棒案内にはHMの刻印が認められました。いずれにしろ工場刻印に関しても今後のケレン整備が続けば新しいデータで検証

できるのでは無いかと思われます。今後の整備に期待したいものです。
                                         2018/04/27

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